• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第15章 Always thinking about you…


二宮side

やかんの口から吹き出される湯気。
ぼーっと見てたら後ろから手が伸びて
ガスを止めた。

振り返ると潤くんがいた。

M:「大丈夫?
  ぼーっとしてたみたいだけど…。

  やっぱり疲れてる?」

「あっごめん、大丈夫。
 そういう潤くんは?」

M:「疲れてなくはないけど…。
  大丈夫だよ。

  なに煎れる?
  コーヒーは時間的に微妙だよね?」

時計は午前1時をとっくに回ってる。

M:「ホットチョコレートとカモミールティーと
  ロイヤルミルクティーだったら
  どれがいい?」

「なに、そのおしゃれな選択肢?」

M:「別におしゃれじゃないよ。
  こんな時間だし、疲れてるから甘いものか
  刺激の少ないものって考えたら
  こんな選択肢?

  折角お湯も沸いてるし…
  ほうじ茶もいいかも?」

「選択肢増やすなよ…。

 潤くんに任せるよ。
 大野さんは…甘いのがいいかもね?

 落ち着くだろうし…」

M:「そうだね?すぐ淹れるから待ってて」

そういうと本当に手早く用意を始めた。

それを見ながら俺も簡単に摘まめるものを
用意した。

潤くんがトレイにマグを3つ載せて
ダイニングに移動する。

俺はリビングの智さんに声をかける。

「潤くんが飲み物淹れてくれたから
 こっちに来て」

聞こえてるのか聞こえてないのか?
全く動く気配のない智さん。

ソファーに近寄り手を出して
もう一度声をかける。

「ねぇ、潤くんがホットチョコレート
 いれてくれたよ。

 体、温まるから…ダイニングに行こ?」
/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp