第3章 楽園
二宮side
ここに来てから相葉さんには
驚かされっぱなしだ。
ミッキーとミニーと一緒、
しかも相葉さんも一緒なんて嬉しすぎる。
確かにJrのころに
日本のディズニーランドには
一緒に行ったけど、
写真なんか撮れなかったし。
「まーくん、
そろそろ部屋に戻りませんか?」
そんな気持ちを隠しながら声をかけた。
ふたりで部屋に戻る。
A:「ここのプール夜の10時ぐらいまで
入れるんだって。
夜なら焼けないから
入れるんじゃない?」
相葉さんが教えてくれた。
それならプールに入れるかも?
「それ、すごくいいですね」
笑って答えると相葉さん、すごい嬉しそう。
夕方過ぎたら入りにいく約束をした。
部屋に戻ると相葉さんがドアノブに
【Don't disturb】の札をかけて
ドアを性急に閉じた。
そしてさんざん我慢したと言わんばかりに
まーくんは俺の唇を唇でふさいだ。