第1章 日常
櫻井Side
N:「翔さんおかえり。
なんか凄い荷物じゃない?」
ニノがリビングのソファーから
こちらに視線を向けながら声をかける。
「そっかなぁ?
今夜のつまみになりそうなものと
明日の朝の分を買って来ただけの
つもりだけど。」
A:「いいんじゃない?どうせ食べちゃうよ?」
相葉くんが荷物を冷蔵庫に仕舞いながら
いつもの調子で言う。
A:「あ、翔ちゃん、
俺のオレンジジュースある?」
「え?オレンジジュース?
……多分買い忘れた。ごめん。」
A:「ええ〜。楽しみにしてたのに」
「ごめん、ごめん。
今、智くんにメールしておくから許して」
ちょっと拗ねる相葉くんに謝りながら
すかさず智くんにメールしてみた。
A:「リーダー、
忘れずに買って来てくれるかな?」
「大丈夫じゃない?
だって松潤と一緒でしょ?」
N:「多分一緒だと思いますよ。
どっか寄ってから戻るって
言ってましたから」
A:「ふーん」
N:「それじゃぁ2人が戻ってくる前に
夕食の準備でもしましょうか?
その前に翔さん、着替えて来たら?」
ニノもキッチンへやって来て
そう言って微笑んだ。