• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第15章 Always thinking about you…


大野side

そんなとき…楽屋のテレビから
おなじみの音楽が流れた。

目を上げると生放送のニュースが流れている。

その画面の中に翔ちゃんが映ってた。

まずはその場にいてくれたことに安心した。

楽屋のテレビは小さくて…
翔ちゃんの様子がよく分からない。

ちょっと周りに目をやると
ニノも松潤も相葉ちゃんも同じ顔して
テレビを見つめてる。

みんな考えるのは同じだよね?

ようやく翔ちゃんのコーナーになって
翔ちゃんのアップが映った。

顔色の悪さを隠すような濃いメイク。
少しやつれた頬のライン。

見た瞬間、身体が動いた。


「翔ちゃん…」

行かなくちゃ、翔ちゃんのところに。
今すぐ行かなくちゃ。

なにも考えられなかった。

1分でも1秒でも早く翔ちゃんの元に行かなくちゃ。

椅子が倒れたのにも気がつかなかった。

ニノの声が聞こえた気がした。

楽屋の扉のノブに手を伸ばした瞬間、
おいらの腕を邪魔するように松潤が遮る。

そのまま潤くんの腕の中に抱きとめられる。

どうしても翔ちゃんのところに行きたいから、
大声で潤くんに訴える。

「やだ、離して!行かなきゃ!
 行かなくちゃ!お願い!離してよ!!」

でも潤くんの腕から逃れられなくて…。

ひたすら暴れた。

ねぇ…潤くん…お願いだから…離してよ…。

翔ちゃんのところに…行かせてよ?
/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp