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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第15章 Always thinking about you…


大野side

視聴率。
この業界にいると当たり前のように出てくる、
しかも絶対的な力を秘めたモノサシ。

どれだけいい番組でも視聴率で
その先が左右される。

どんなことをやってても
【評価】ってやつは常についてくる。

テストの点数、通知表、偏差値、契約件数、
売上額、出荷数、ファンの数に会員数…
そして視聴率も。

評価基準なんてあげればキリがないし
どこにいても生きてる限りずーっと
誰か知らない人に評価され続ける。

それは解ってる。

視聴率ってけっこう残酷。
それこそ1分単位で出るからね。

誰が出てる時かとか、どの瞬間かとか…
怖いぐらいに分析される。

それをよくわからない基準で配られた
機械が計ってるらしい。

それで評価されるおいらたちって…
どうなの?


まさか、その【視聴率】で
こんなことになるとは思わなかったよ…。



丸一日かかった収録が終わり、
楽屋に戻る途中でロケ終わりの
ニノと相葉ちゃんと合流した。

いつもみたいに喋りながら楽屋に入り、
そのまま着替える。

着替えてる最中もなんだかんだで話は続く。


N:「Jたちスタジオでしょ?随分押した?」

A:「そうだよね?

  だって俺たちの方が遅くなるって
  思ってたもん」


「ん?どうだろう?松潤、押しだったの?」


M:「押したよ?自覚なし?」


「え~おいらのせい?」


A:「リーダーなにやったの?」


「おいら、なにもしてないよ?」


M:「だから大野さん、しなさすぎだから」


「えーおいら。ちゃんと常識解けたよ?」


N:「あれ、問題、エグくない?」

A:「エグいって…にの、
  1本目で正解出来なかったの
  そんなに悔しいの?」

N:「だってさぁ酷いんだよ?あれ」

そんなことを話してるとドアからノックの音がした。
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