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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第15章 Always thinking about you…


大野side

昨日の夜、帰ってくると思った翔ちゃんが
帰ってこなかった。

どうしたんだろうとは思ったけど、
学生時代の友達と遊ぶって聞いてたから…。

きっとそっちが楽しいんだろうと思って
メールもしなかった。

もしかしたら…
それが間違いだったのかもしれない。

だってその時、翔ちゃんは
葛藤と混乱の中にいたのに…。

どこかで救いを求めてたのかもしれないのに…。



月曜日。
今日はレギュラー番組の収録。
ロケとスタジオの2本録り。

翔ちゃんは今日は収録無し。
夜に生放送があるし、この番組はいつからか
メンバー全員で出ることはほぼ無くなったから…。

ほんとはさ、みんなで出たい。
だって【嵐】の番組だから。

もちろん、ゴールデンタイムと言われる時間に
レギュラーの冠番組を持たせてもらってるだけで
スゴいことなのは解ってる。

スタッフさんがすごく考えてくれて
番組を作ってるのも解ってる。

でも…メンバーがバラバラで
っていうのが…ね。

もちろん、過去、そういう番組は
たくさんあった。

二人組みたいなのを望んでるファンがいるのも
知ってる。

でも同じぐらい、
5人を望んでくれてる人もいると思う。

ただ、どっちも数字に表れない。

テレビの世界は視聴率が全て…だから。
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