第14章 Dear my doctor
相葉side
大ちゃんの部屋に入ったままなかなか降りてこない翔ちゃん。
夕飯だしと思って声をかけにいこうとすると、大ちゃんの様子を見るって和と潤くんも一緒についてきて…。
静かに開けたドアの先に見えた光景に3人で絶句した。
ベッドの上で身を寄せるようにして寝てる、うちの上2人。
なんだかすごく幸せそうで起こすのが申し訳なくなった。
3人で顔を見合せる。
和がポケットから携帯を取り出し…音が出ないようにして寝顔の写真を撮る。
そのまま3人、回れ右で退室した。
その後、和の撮った写真は俺らに送られそれぞれ保存したのは言うまでもない。
その後、大ちゃんの熱も下がり、久しぶりに5人揃ってリビングで寛いでると、翔ちゃんが改まった顔をして話始めた。
S:「あのさ、ちょっと話、聞いてもらっていい?」
N:「なんですか?あらたまって?」
ニノが手にしてたゲーム機の画面から顔をあげて聞く。
S:「うん、ちょっと…
みんながいるときにちゃんと話したくて…」
N:「ちょっと待ってくださいね?」
ニノはゲームを素早くセーブして、俺はテレビを消した。
何かを話してた潤くんと大ちゃんは話をやめて翔ちゃんを見た。
S:「蒸し返すようだけど…ちゃんと伝えたくて…
あのさ、俺、頑張るから…
あの枠、ちゃんと守るから…
わかってなくてゴメンね…」
M:「翔さん、頑張ってね!
大丈夫、俺たち応援してるし、
気持ちはいつも傍にあるよ
で、番組、呼んでね」
S:「おう!」
「で、また、俺たち全員の枠にしようね!」
N:「まーくん?それ…なかなかの野望じゃない?」
「そんなことないよ、俺たちならできるよ?
だって俺たち【嵐】だもん」
O:「とりあえずその前に残りの収録頑張らないとね?」
大ちゃんがいつもの笑顔のあとに真剣な顔で言った。