• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第14章 Dear my doctor


櫻井side

俺のことを抱えあげた雅紀。

細いのにどこにそんな力があるんだ?

A:「翔ちゃん、軽くなったね?

ダメだよ、ちゃんと食べないと」

「バカ、それは俺の台詞だよ?

お前、ドラマのプレッシャーで

そんなに食えてないだろう?」

A:「そんなこと…ないよ?」

いや、バレバレだけど。

「一緒なら食える?」

A:「………うん…多分…」

なんとも頼りない言葉に対策考えなきゃって気持ちになった。

そんなやり取りをしてるうちにバスルームに着き、椅子に降ろされる。

A:「ちょっと待ってて」

俺の肩に掛かるようにシャワーを調整して、すごい早さで自分のことを洗う。

A:「お待たせ、さて翔ちゃんもサッパリしようね」

なんか子ども扱いされてない?俺。

煌々とした明かりのバスルームで身体を洗われるのはスゴく恥ずかしい。

しかも雅紀の手つきが…。

「ばっ…お前、どこ触ってんだよ!?」

A:「どこって…からだ?

ってか動かないでよ」

「動くなって言われても…」

その間にも雅紀の手はお構いなしに動く。

A:「一旦流すよ」

雅紀がシャワーで俺の体についた泡を洗い流していく。

そして…。

A:「翔ちゃん、一回立って」

俺の座ってた椅子に座ると

A:「翔ちゃん、俺の膝に乗って。

俺と向き合う形でね」

と事も無げに言ってきた。
/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp