第3章 楽園
相葉Side
「ニノ、こんな時間だけど出るよ。
準備できてる?」
N:「準備は出来てますけど…
ホントにこんな時間に出るんですか?」
ニノはちょっと呆れたような声で言う。
「そう、こんな時間に出掛けるの!
チェックインのときに
あんまり人に見られたくないし…」
N:「まぁ確かにそうですね。
じゃ、行きますか?」
ニノはボストンバッグを手に取った。
俺も用意していた
ボストンバッグを手に取る。
N:「スーツケースとかは
このまま置いといて大丈夫ですよね?」
M:「このまま飛行機、載せちゃっていいなら
置いてって大丈夫だよ」
O:「気をつけて行って来てね。
あとでお土産話、聞かせてね」
S:「下に車、来てるの?
じゃぁお見送りしちゃおうかな?」
「いいよ、もう遅いし。
翔ちゃんたちも素敵な休日を!」
S:「お、なんかいいいね!
『素敵な休日』って。
ニノも相葉くんも素敵な休日を!」
O:「いってらっしゃーい」
M:「楽しんで来てね」
メンバーの声に送られて
俺たちはホテルから
頼んでたタクシーに乗って
別のホテルに向かった。