第13章 Childhood's end
二宮side
適温に保たれたお風呂。
止める俺の言うことなんて全く無視で
智さんに洗い清められる。
明るいバスルームで洗われるのは
ほんと、恥ずかしくて。
「智さん、自分でやるから…
あっち向いてて」
O:「動けないぐらい疲れてるんだろ?
素直に洗われろよ」
「疲れさせたのは智さんでしょ?」
O:「だから責任とって洗うって
言ってんじゃん」
こんな会話が繰り広げつつ
智さんが手早くボディソープを泡立てる。
スポンジの滑る感覚がくすぐったくて、
声があがりそうになるのを必死で抑えた。
智さんもわかってるんだと思うけど、
そこは敢えて見ないフリ、
聞かないフリをしてくれる。
これ以上鳴かされたら
正直、明日、起き上がれないよ。
あっという間に洗われて、
恥ずかしかったけど後処理もしてくれて、
俺は湯船の中。
浴槽に頭を預けて、
智さんを見るとはなしに見ていた。
視線に気づいた智さんがなに?って
顔で俺を見る。
O:「ん?どうした?のぼせそう?」
「ううん、大丈夫」
O:「そう?
温まったら先、出てていいからね?」
「えー?折角だから一緒に浸かろうよ♡」
O:「お前、おいらの理性試してんの?
まぁいいけど…」
体の泡を落とした智さんが浴槽にはいる。
流石に男二人で入るには狭い浴槽…。
当然、体を密着させるて浸かることになる。