第13章 Childhood's end
大野side
顔を真っ赤にしてなぜと聞く和。
本当にかわいい。
「あぁ…それ?」
今度は啄むようにキスをしながら
和の疑問に答える。
「防音だけど…吸音じゃないから…
ある程度響くようにできてるの」
さらにキスの音を響かせるように口づける。
再び深くなるキス。
どちらのかわからない唾液が
銀色の糸をひく。
和の髪の毛を撫でながら何度も何度も
角度を変えて口づける。
キスの気持ちよさに酔う。
和の口の中を舌でくすぐるように舐める。
N:「んっ…ふっ…」
和の甘い声が部屋に蒔かれる。
和の薄くてひんやりする耳を
食みながら囁く。
「かず…好きだよ…大好きだよ?
もっと、感じて…」
耳に感じるおいらの舌の感触が
くすぐったいのか身を捩る和を
押さえ込んでそのまま、
唇で耳を甘噛みする。
N:「さとしっ…みみ…みみっ…ダメっ」
「ダメなの?なら…」
和のシャツに手をかける。
シャツをはだけさせシャツの下に着ている
Tシャツの首もとから手を差し入れる。
右の指は和の胸の飾りを緩やかに撫で、
唇を首筋に這わす。
舌を出し舐めあげる。
音を響かせ、耳の後ろにおいらのモノだと
証をつける。
N:「さとし…んっ…痕…つけないでっ…」
「もう遅いよ…つけちゃったもん」
言いながら耳の後ろを舐める。
N:「ひっ…ゃあっ」
和の声に含まれる甘さが増していく。
「和…かわいいよ♡もっともっと感じて…
どうしてほしいか言って…」
N:「やっ…あぁ…ムリ…はずかっ…しい…」