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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第13章 Childhood's end


二宮side


智さんが東山さんと話したあと、
しばらくして東山さんからメールがきた。

用件が綴られたシンプルなメールの
最後に書いてあった

“会えるのをみんなで
 楽しみにしてるから”

の一言。

みんなって…。
きっと東山さんたちの友達?のこと
なんだろうな…。

俺は…気が重いけど…。

当日は雑誌の撮影があるので
終わり次第合流することで了解をもらった。



そしてやってきた当日。
外は曇り空。
たまに雲間から射す光が綺麗だった。
マネーシャーの運転する車の車窓から
その光景を見る。

隣には眠そうな智さん。
いつもの…よくあるシーン。

到着した都内のスタジオ。
智さんと二人、中に入る。

日の差さない閉じたスタジオにいると
時間の流れが分からなくなる。

作られたセットの中で一人一人撮影したり、
二人一緒で撮ったり…。

途中で紙面にのせる対談もあって
何だかんだで終わったのは夕方近く。


N・O「お疲れ様でした!!」


スタッフさんたちに挨拶して
二人で楽屋に戻る。


O:「おつかれ。このあと…だよね?」


「はい。付き合わせてすみません」


O:「だから…謝るなって。大丈夫だから。
  それより、早く着替えて行かないと。

  仕事終わりで行くと伝えてるとはいえ
  お待たせするわけにいかないでしょ?」


「あぁ、そうですよね?」


衣装から私服に着替えて
マネーシャーの車で店まで送ってもらった。




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