第12章 tie me up… tie you down…
櫻井side
羞恥に染まる智くんはほんとに
綺麗だと思う。
「あっ、もしかしてこれ?」
爪の先で胸の突起を弾く。
O:「あっ…んっ」
嬌声をあげながらまた目を瞑る智くん。
「感じてるの?
もっとしてほしい?
ならさ、目ぇ開けて…ちゃんと見て」
O:「ムリ……そんなの……っん」
「そっかぁ…ムリなんだ。
…ならいいよ。
その代わりどうして欲しいか、
ちゃんとお口で言ってね?
じゃないと俺、
わかんないからなんにもしないよ?
でこのまま眺めてようかな?」
そう言いながら
少しずつ存在を主張しはじめてる
智くんの中心を手で掠める。
ほんの僅かな刺激にも
反応を還す智くんの躰。
O:「しょうちゃんのいじわるっ」
「意地悪じゃないでしょ?
俺、優しいから
ちゃんと言ってくれたら
智くんのしてほしいようにしてあげるよ?
どうしてほしい?」
智くんの耳元で囁く。
そして、耳に息を吹き込む。
体をびくっとさせる智くん。
そのまま耳を甘噛みする。
O:「んんっ…耳…いやぁ…」
「智くんは『いや』ばっかりだなぁ
耳もダメ、見るのもダメ…
さてどうしよう?
もうなんにもしないで寝ちゃう?
俺はそれでもいいよ?
さっき、そのかわいい口で
気持ちいいことしてもらったし…」
絶対、
このまま寝れるわけなんてないのに…。
顔がにやつくのを止められない。
さぁどうするかな?智くん。