• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第12章 tie me up… tie you down…


櫻井side


見られたら恥ずかしいなんて
かわいいこと言うじゃん。


「誰にみられるのが恥ずかしいの?
 潤たちなら知ってるから大丈夫だろ?」


O:「やっ…でも…恥ずかしい…って
  しょ…ちゃんっの…ばか…」


「『ばか』って…まぁいいけどね…
 智に惚れすぎて
 とっくに馬鹿になってるからね」


ここぞとばかりに言ってのける。

そのまま憎まれ口を叩くかわいい口を塞ぐ。

舌を絡め合い、
どっちが先に降参するか試すように
長いキスをする。

俺の胸を握った手で叩く智くん。


一瞬、唇を離し、
鼻で息すればいいじゃんって言いながら
再び塞ぐ。

十分に智くんの唇を堪能してから
ようやく唇を離した。

お互いの唾液で光る智くんの唇。

まだ足りない、もっと貪りたい。

その気持ちを押し殺して、
肩で息をする智くんをベッドに押し倒し
胸の飾りに手をかける。

既に十分に存在を主張する飾りの片方に
唇を押しつけ吸い上げる。
そのまま舌を這わす。


O:「んっ…やぁ……ふっ…ん…んんっ」


舐め上げながら智くんの顔に視線をやる。

明らかに感じてる顔をしてる。
快感に耐えるようにぎゅっと目を瞑る姿が
可愛くて虐めたくなる。

舌の動きを止める。
もうひとつの飾りを弄る指も止める。

急に止まった動きに戸惑ったのか
キツく結ばれた瞼が弛む。

開いた瞳が『なんで?』って聞いてる。


「ん?どうした?」


O:「んっ…なんで…」


「『なんで』ってなにが?」


O:「『なにが』って…」


顔を赤くして無言で訴える。



/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp