第11章 Sweet remedy
二宮side
大野さんが相葉さんを引っ張るように
キッチンに移動する。
O:「潤くん、今日のスケジュール
どうなってたっけ?」
S:「潤はコンサートスタッフとの
打ち合わせに出てるよ。
終わり次第、帰るとは言ってたよ」
O:「雅紀、やっぱり5人分用意しちゃって
大丈夫だよ」
A:「了解」
S:「で、今日はなんなの?」
O:「おいらがアクアパッツアとサラダ担当」
A:「で、俺がパスタ作るの」
O:「こないだ松にいに
教えてもらった奴だから旨いと思うよ」
そういうと冷蔵庫から鯛を出し
さばき始めた。
「俺手伝うことある?」
A:「大丈夫だよ、
そっちでのんびりしてたら?」
まーくんの声を聞いて
翔さんもこっちにやってきた。
S:「なんかあったのかな?今日の現場で?」
「うん…。
なんかイラっとすることがあったのか、
もしくは傷つくようなことがあったのか?
じゃなきゃ帰ってきていきなり、
金平糖はないと思うんですけど…」
S:「確かにあれ、
智くん専用なわけじゃないからね。
嫌なことあったりすると
俺もたまに摘まむし…。
ニノもあるだろ?」
「ええ。タバコってわけにいかない時とか?
相葉さんもタバコ止めてから
たまに摘まんでるって言ってましたし…
Jも…」
ふたりでヒソヒソ話す。
S:「あとで智くん経由で確認かな?」
そう言って一旦この話題を終えた。