第10章 Super Fresh!
松本side
翔くんは笑いながら俺の頭を撫でる。
「目が覚めたみたいでよかった。
軽くでいいから昼飯、食べよう」
そう言うとコンビニの袋から
色々出してきた。
テーブルの上は既に片づけられてて…。
「翔くん、買いにいってくれたの?
ごめん。俺、なにもやらなくて…」
S:「あれだけ気持ち良さそうに寝てたら
起こせないでしょ?
気にしなくていいよ。
ほら、好きなの選びな」
そう言っておにぎりとかを俺の方に置く。
「ありがとう」
S:「さて、このあと、どうする?
もう1泊する?それとも帰る?」
「あっチェックアウト時間!」
S:「それは大丈夫だから」
慌てる俺にそう言って微笑む。
S:「帰るなら、運転代わるよ。
お前、その状態で運転するの
きついだろ?
左ハンドルは久々だから
擦るかも知んないけど」
「平気でしょ?翔くん運転うまいし」
S:「じゃ帰るのでいいのね?」
「うん。翔くんどうするの?
まだしばらく休みじゃん?
実家、行くんでしょ?」
S:「まぁ顔は出すけど
すぐ戻ってこようと思ってるよ。
潤は?どうするの?」
「どうしようかな?まだ決めてない」
S:「正月ぐらい顔、出しとけよ」
「うん…智くん迎えに行く前に
顔だけ出してくるわ」
S:「チーフ知ってるの?お前が行くの」
「了承済み、翔くんと一緒に迎えに行くって
伝えてあるよ」
S:「そういうところはほんと、
しっかりしてるよなぁ…」
そう言って俺が選ばなかった
おにぎりに手を伸ばした。