第10章 Super Fresh!
櫻井side
シャワーを浴びてベッドに戻ると
潤は気持ち良さそうな顔で寝てた。
智くんもよく言ってるけど
寝顔はほんと、天使そのもの。
ベッドサイドに座り潤の髪を撫でる。
潤が一瞬、笑った気がした…。
そんな潤を見ながら俺も眠った。
翌朝…。
そろそろ起こそうと
潤のベッドサイドに向かう。
「潤…そろそろ起きな。」
M:「んん~翔くん?
正月ぐらいゆっくり寝かせてよ」
「それにしても昼近いよ」
M:「もうすこし寝かして…
頭ガンガンするし」
寝転がったまま、こめかみを押さえる。
「そりゃ二日酔いだろ?
あんな飲み方したら…ねぇ」
M:「翔くんがあんなことするから!
……ってぇ」
「大声出すから頭に響くんだろう?
ほら、とりあえず飲みな」
部屋の冷蔵庫から
スポーツドリンクを取り出し潤に手渡す。
M:「あっありがとう。
ってか翔くん、
飲んだ後に意地悪するから…」
そう言いながら昨夜のことを
思い出したのか顔を赤くしてる。
本人もわかってるのか俺から顔を背け
スポーツドリンクを口にする。
ほんと、かわいいよ。
「ハイハイ、悪うございました。
そうそう、俺が悪いんだよね?」
そう言って笑う。
M:「違うよ、そういう意味じゃなくて…」
潤は何を誤解したのか?
慌ててベッドを飛びだし
支離滅裂な言い訳をはじめる。
「ばーか。怒っても拗ねてもないよ。
ほんと、潤くんはかわいいねぇ」
頭を撫でてやるとぷいっと横を向く。