第10章 Super Fresh!
櫻井side
「まぁねぇ。
基本、一緒にいるのが当たり前だから…
寂しくないって言ったら嘘になるな」
M:「今日も一人で家にいるのが
嫌だったんでしょ?」
「お前も…だろ?」
ワインを手酌で注ぎながら潤をみる。
M:「うん…まぁね。
正直、翔くんが一緒で良かったと思う。
一人だったらまだ空港にいたかも…。
わかってるんだ、頭では。
仕事だし、
俺が一人で海外なこともあるし…。
別に会えない日もあるし…。
でもさ、なんだろう?
ずーっと居ないわけじゃないのに…
寂しくて…。
もう、いい年した大人なのにね…」
グラスのワインを呷る潤。
空になったよグラスにワインを注ぎ
そのままグラスを見つめてた。
「それはまぁ仕方ないだろ?
そんだけ智くんのことが
大事なんだってことなんだろうし…」
M:「なんでこんなに好きなんだろう?
あの人のこと…」
そしてまたグラスのワインを口にする。
「お前、そろそろ飲むの止めな。
飲みすぎだよ」
M:「そんなこと…ないよ。
全然、酔えないんだ」
そう言ってまたグラスを空にする。
「もう、ほんとに止めろよ」
そう言って俺は潤のグラスを取り上げた。