第10章 Super Fresh!
松本side
N:「まーくん?眠いの?」
A:「うん、そろそろ寝るぅ」
N:「じゃ、そろそろお開きにする?」
「そうだね、簡単に片して寝る?」
そう言って手早くテーブルの上の皿を
纏めてキッチンに運ぶ。
S:「智くん?寝るなら部屋行きなよ」
O:「ん~、ソファーでいいの」
そのままリビングのソファーに寝転ぶ。
S:「もー風邪引くよ?」
O:「ん~、大丈夫」
N:「とりあえず寝かせとけば?」
「うん、こっち一段落したら
部屋に連れてけばいいんじゃない?」
S:「しょうがない、そうすっか。
雅紀はどうした?」
N:「まーくんはさっさと部屋いきましたよ」
「ちゃっかりしてんなぁ」
S:「でも智くんみたいにそこで
寝ちゃうよりはいいんじゃない?」
「そう言われればそっかぁ。
いくら細いとはいえ、
まーを担ぐのは考えもんだもんな」
N:「いっそエレベーターでも
つけちゃえば?」
S:「じゃぁ和、つけてよ」
N:「イヤですよ、J、つけて♡」
「なんで俺なんだよ?
和が言い出しっぺなんだからつければ?」
N:「智くんにお願いしてみようかな?
お年玉で欲しいって言ってみようかな」
S:「やめなさいって。
本気にするよ、あの人」
N:「えー、いいじゃん?」
S:「とにかくダメ。
そんなに欲しいなら自分でつけなね。
まぁつけたら遠慮なく使うけど」
そんな軽口たたきながら
片付けも終わったので
智くんを起こしにいく。
けど…起きない。
まぁこれも予想通りなんだけど。
「仕方ない、運びますか?」
S:「いいよ、俺が起こすから」
そう言って智くんのそばに行き、
耳許で小声で何かを囁いた。