第10章 Super Fresh!
松本side
みんな酔いがいい感じで
まわってきたみたい。
呼び方が外ではほぼ呼ばない呼び方に
変わって来た。
A:「大ちゃん、和にだけ甘くない?」
O:「そんなことないよ。
みんなにもちゃんと
お土産、買ってくるし。
雅紀なんか欲しいもの、あるの?」
A:「言われると特にない」
O:「でしょ?」
「で、何時発の便で行くの?」
O:「成田を17時に出るJAL便だよ」
「じゃこっち余裕見て2時前に出れば
大丈夫かな?」
O:「うん、大丈夫じゃない?」
S:「なに?潤くんに送ってもらうの?」
翔くんがちょっと驚いたように言った。
「俺、特に予定も決めてないし、
実家にもいつ帰るか伝えてないからさ。
チーフ、元旦からじゃ
さすがにかわいそうでしょ?
というわけで代わることにしたの」
S:「ふーん、そうなんだ」
「どうかした?」
S:「ううん、別に」
にやっと笑って翔くんはグラスをあおった。