第1章 日常
二宮Side
この家は外見上は住宅っぽくない。
なのでインターフォンも
普通では絶対に見つからないところに
設置されている。
インターフォンのモニターを見る潤くん。
M:「マネージャーだわ。
ってことは
なんか荷物でも持って来たかな?」
インターフォンの受話器を取って
M:「今開ける」
「俺、取りに行ってくるね」
俺は玄関に向かった。
玄関を開けるとチーフマネージャーが
箱を抱えて立っていた。
チ:「これ、大野さんから
頼まれていたものです。
お願いしても大丈夫ですか?」
「あぁ。いいよ。大野さんのなのね?」
チ:「はい。よろしくお願いします。
あ、あと明日15時から
雑誌の撮影ですので。
よろしくお願いします。」
「はいよ。ありがとうね。じゃ明日」
チーフマネージャーも家には入らない。
ここは本当に俺たちだけが
足を踏み入れる場所…。
マネージャーが出て行くのを確認して
カギを掛ける。
「リーダーに荷物だって!」
言いながらリビングに戻った。