第9章 Rely on me
櫻井side
村:「あれ?大野さんじゃないですか?
こんばんは。」
O:「村尾さん、こんばんは!
生放送、お疲れさまでした、
いつも櫻井がお世話になります」
智くんが外向きスタイルで話してる…。
村:「いやいや、こちらこそ。
ところでどうしたんですか?
こんな時間に?」
ほんとどうしたんだよ、こんな時間に?
O:「ちょっと櫻井くんに
確認したいことがあって…。
これから確か番組後の
ミーティングでしたよね?
このままここで待ってますんでどうぞ」
「え?待ってるって?
電話とかじゃダメなの?」
村:「櫻井くん、それじゃちゃっちゃっと
終わらせちゃいましょう」
そう言って村尾さんが俺に声を掛ける。
村:「そんなに掛からないと思いますので
もうちょっとだけ
待っててくださいね」
O:「すみません、
このまま待たせてもらいます」
そう言っておじぎをする智くんを横目に
部屋を出た。
突然のことで混乱する。
反省会は驚くほどのスピードで終わり、
楽屋に戻った。
智くんは当たり前だけどまだ居た。
「智くん、どうしたの?
こんな時間にしかも楽屋に来るなんて」
不思議そうに聞くと
智くんはさも当たり前のように言った。
O:「『どうしたの?』って
迎えに来たんだよ」