第8章 Dive into the blue
松本side
「なんで?嫌いになるわけないじゃん?
嫌いになれるわけないじゃん?
俺、智に溺れてるのに…」
不思議なものを見るように俺を見る智くん。
さらに重ねるように言う。
「智?俺はね。いや俺たちかな?
みんな智に惚れてるの。溺れてるの。
そこから助けてくれるのは智だけなの。
だからねどんな姿を見ても
嫌いにならない。
むしろ色々な智が見れて嬉しいんだよ?
だから気にせず全てをみせて?」
O:「潤……嫌いにならない?」
「ならない!」
O:「どんな姿を見ても?」
「どんな姿でも……
例え俺以外が好きでも…
ずっと見てるしずっと愛してる…」
O:「潤、愛してる。
確かに潤だけを好きとは言えない。
だって俺、
メンバーみんなを好きだから。
愛してるから。
そのなかで順番なんて…つけれない。
そんな優柔不断な俺でいいの?」
「それが智だから。
そんなの全部含めて、
俺の愛する智だから…。
でも今は俺を、俺だけを愛して…」
O:「潤…愛してる!」
そういって智くんが俺を引き寄せ
俺たちは抱き合った。