第8章 Dive into the blue
松本side
今日の智くんはいつも以上に妖艶で
俺を惹き付けて離さない。
目に涙を溜めて俺をすがるように見上げる。
ソファーに座る心細げな智くんがかわいくて
その瞼にキスを落とす。
智くんの綺麗な頤に手を伸ばし
上からキスをする。
智くんの舌が俺の口のなかで動く。
その動きに酔いしれる。
智くんの手が俺の胸に触れる。
俺の突起をやわやわと触れる。
その手を掴み、
そのままソファーに押し倒す。
ソファーの背と俺に挟まれせまい空間で
身動きがとれなくなった智くん。
その姿が可愛くて暫く見ている。
なにもせずただ見つめている。
O:「ヤダ……潤…見ないで…恥ずかしい」
顔を赤らめ、俺を見上げる。
「なんで?
智くんのことはどれだけ見ても
飽きないのに…?」
O:「だっ……て……視姦されてる…
…みたいで………」
「みたいで……?」
O:「頭が……おかしくなるっ」
「おかしくなっていいよ……。
見せてよ、淫らに乱れる姿を……」
O:「やぁ……そんなの…見せたら…
潤に…嫌われる!」
涙を流しながら俺に訴える智くん。