第8章 Dive into the blue
大野side
なんかふわふわする…。
リズミカルな振動が心地いい。
急に覚醒する意識。
おいらは松潤に抱っこされてた。
「うわっ」
すっとんきょうな声をあげたおいら。
M:「智くん、歩ける?」
潤くんは笑いながら尋ねる。
「うん、ごめん、重かったよね?」
そう言っておろしてもらう。
M:「いや、そうでもないよ。
可愛い寝顔も見れたし、役得だね」
そう言って微笑む。
潤くんの優しさが沁みる。
「夕飯どうする?」
なんか急に恥ずかしくなって照れ隠しで
急に話題を変えた。
わかってるのか
潤くんはそのまま乗ってくれる。
M:「もう、外で食べるの面倒でしょ?
ホテルで食べよう。
ルームサービスでいい?」
「うん。いいよ、それで。
部屋に酒、残ってたっけ?」
M:「どうだろう?少し買い足していく?」
「そうだね、12時過ぎると買えなくなるし」
2人でホテル内の売店で酒とつまみを買って
部屋に戻った。
つまみだけじゃ足りないから
ルームサービスも頼む。
MO:「かんぱーい」
今夜も2人で飲み始める。
話すことはたわいないこと。
でもその時間がとてもいとおしく思えた。
ハワイに来てから毎晩、
潤くんと一緒に飲んでる。
なんかね、すごく心地いいの。