第1章 日常
櫻井Side
ブランケットに包まって
ちょこんと座ってる智くん…。
急に開いた助手席側のドアに
驚いた顔してる。
「おかえりなさい。お疲れさま。
どうだった?」
外に相葉くんがいるのを少し気にしたのか
小声で答えてくれる。
O:「すごく良いところだったよ。
あそこならきっと
いい夜になると思うよ」
「ところで…具合でも悪いの?
顔、赤いけど?」
O:「え?そう?
毛布に包まってたからじゃない?」
そういう智くんの額に手をあてながら
確認する。
「うん、熱はないみたいだね。」
O:「さっきから松潤も翔ちゃんも
どうしたの?
そんなにおいら、変?」
言いながら顔を両手で触る。
「別に変じゃないよ。
でもさ収録中から
顔色悪い感じがしたからさ。
ちょっと心配になっただけ。
智くん、メンバーの変化には
すぐ気づくのに自分に無頓着だから…」
O:「そんなことないよぉ」
ちょっとふくれる智くん。
このかわいさ、犯罪でしょ?
「とにかく、家に入ろう?
このままじゃホントに風邪引いちゃうよ?
潤くんも相葉くんもじゃれてないで
はいろう?」
M:「じゃれてないし…」
「はいはい。荷物全部出した?」
A:「とりあえずジュースと
リーダーの荷物は持ったよ(笑)」
潤くんが車にカギをかけるのを横目に
家に戻る。
玄関に戻るとニノが笑いながら
迎えてくれた。