第6章 甘い夢
大野side
翔ちゃんの指が
本来触られるべきでない場所にのびる。
ほぐすように優しく動く指。
吐き出した熱だけでは足りない滑りを
ローションで補うのがわかる。
冷たい感触に躯が逃げそうになる。
その腰を翔ちゃんがつかむ…。
最初は恥ずかしかった感触も
翔ちゃんがおいらを傷つけないためにと
することだから…。
冷たさも自分の熱で徐々にわからなくなる。
翔ちゃんの指がゆっくりと差し込まれる。
ゆっくりなその動きに躯が焦れる…。
翔ちゃんの抜き差しにあわせるように
腰が勝手に動く…。
S:「智?腰が動いてるよ?
どうしたの?」
「しょぅちゃん…あぁ…もっと…」
羞恥なんてとっくに越えた。
あるのは貪欲に翔ちゃんを求める
自分だけだった。
S:「もっと?じゃ指…増やそうか?」
翔ちゃんの声とともに
後孔で動く指が増える。
バラバラに動く指が…
一番弱いところを捉える。
「あぁ…ふ…んっ」
S:「ここだよね?
智が好きなところ…」
そう言ってますますそこに刺激を
翔ちゃんの指が与える。
躯はコントロールが利かなくなる。
「しょぅ…ちゃ…だめ…そこ…されたら…
あっ…あぁ…」
目の前が真っ白になる。
再び熱を吐き出してしまったおいら。