第6章 甘い夢
櫻井side
いつになく積極的な智くんの行動に
驚かされる。
まさか先にイカされるとは思わなかった。
まったく、この人は…。
ちょっと悔しくて抱きしめてる
智くんの耳許で囁く。
「智くん…覚悟…してね?
今夜は寝かせないよ?」
O:「翔ちゃん?」
俺の顔をマジマジとみる智くん。
そんな可愛い顔で俺を煽るなよ…。
柔らかな耳たぶを口にする。
そのまま耳を舌で愛撫する。
O:「んっ…あんっ…みみ…だめ…」
「ほんとにやめていい?」
O:「んんっ…ダメ…あぁっ」
「どっちなの?智?」
O:「あぁ…もぅ…わかん…ないっ」
「いいよ、もっと感じて…。
いっぱい…きもちよくしてあげるから…」
手を胸の飾りに伸ばす。
存在を主張する飾りを指で弄る。
円を描くように撫で、時々きゅっとつねる。
その度に智くんの躯がびくりと跳ねる。
唇を胸に宛てる。
智くんの鼓動を唇で感じる。
同じビートで胸の飾りを刺激する。
チュッと音を立て吸い付く。
O:「あぁ…しょうちゃ…んっ…」
荒くなる呼吸。
甘い声…。
もっと…もっと感じて…。
O:「しょ…ちゃんっ…おねがい…もぅ…」
「なに?智…?
ほら…言わないと…わからないよ?」
O:「あぁ…いじ…わる…」
「ふふっ素直に言った方がいいんじゃない?」
O:「あぁ…もぅ…おねがい…もぅ…」
智くんは俺の耳許に唇を押しつけ…。
O:「…を…さわって…」
聞こえるか聞こえないか
わからない声でねだる…。