第6章 甘い夢
大野side
「辛くなったら…やめるから……」
そう言って翔ちゃんの返事を聞く前に
翔ちゃんに舌を伸ばした。
口に含むと翔ちゃんの味がした。
更に奥まで飲み込む。
翔ちゃんを愛撫しているはずなのに
おいらの口のなかが愛撫されてる
気分になる。
その感覚が気持ちよくて舌を、口を動かす。
途中、翔ちゃんの顔をみる。
感じてる顔に更に煽られる。
部屋に響く、卑猥な音が
おいらのなかにある理性を突き崩す。
貪欲にただ翔ちゃんを求める。
熱い先端を吸う。
音をたててしゃぶる。
S:「あっ…んんっ……さとし…く…っん、
もぅい…いから…はな…して」
「ん…しょ…ちゃん……きもち…ぃい?」
いつもおいらに聞くから…聞いてみる。
S:「んっ、も……っ…ほん…とに…
いい…か…らっ」
翔ちゃんの喘ぎに
おいらのなかでなにかが弾ける。
口を離し、そのまま扱き続ける。
S:「うっ……さ…とし…ごめっ…
…もぅイっく」
翔ちゃんのモノが手の中で
ピクッピクッっと跳ねる。
次の瞬間、翔ちゃんの熱が弾けた。
顔についた翔ちゃんの熱に
舌を伸ばし舐める。
翔ちゃんの味が口のなかに広がる。
手についたものも舐めようとして
翔ちゃんに止められる。
S:「智くん、そんなことしなくていいから…
汚しちゃったね…、ごめん」
「汚く…ないよ、翔ちゃんのだから……」
おいらの手を拭いた翔ちゃんが
ぎゅっと抱き締めてくれた。