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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第20章 Sweeter than SWEETS




こんなところで泣くはずじゃなかったのに…気がついたら涙が出てた。

今回、大トリをやらせてもらってもう、この後は曲紹介もなくて、大好きな4人に囲まれた時点で自分の中の緊張感が一気に緩んだんだと思う。

会場のモニターに大写しになる俺の泣き顔とそれを見て笑ってるニノ。

気がついたおーちゃんがアイコンタクトで「大丈夫だよ、よくやった」って伝えてくる…。

翔ちゃんと潤ちゃんの微苦笑って感じの顔をみて…やっぱり俺、嵐でよかったって心の底から思った。

どんな時も背中を100%の信頼で預けられる人が4人もいるってとんでもない幸せなんだって…気づいただけでも引き受けた甲斐があったんだ。

なんとか、最後まで歌いきってセンターに戻れば白組の人たちがオフマイクでねぎらってくれて…。

この時点でもはや勝負とかどうでも良くなってたんだよね。

まぁ、実際に結果が出たときは崩れ落ちそうになったけど…それでも最初に心に決めてたように、勝った架純ちゃんに「おめでとう」って言えてよかった。

俺よりも悔しがってるニノと呆然として翔ちゃんに話しかけてるおーちゃんとさり気なくフォローしてくれてた松潤の姿にこれで本当に終わったんだって、ようやくちゃんと呼吸が出来るようになった気分だった。

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