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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第20章 Sweeter than SWEETS




「あやまんないで」


こういうとき、真っ先に声を出すのは松潤。

空気を変えるように明るく軽い調子で言った一言を契機にまた、台本の流れにもどる。

事前に打ち合わせてた通りに順番に今年一年の感謝と来年の抱負をリレーしていく。

最後を締めるのは相葉ちゃんで少し硬い顔ででも、きっちりと締めくくった。

そのままスタンバイ位置まで行く間、マイクに入らないようにしながら一言だけ「あとちょっと、頑張ろう」って伝えたら力強く頷いた相葉ちゃん。

メドレーが始まればもうそこにいるのは司会者の相葉ちゃんじゃなくて、嵐の相葉ちゃんだったんだよね。

だから…。

One Loveの間奏で相葉ちゃんを見たら涙ぐんでた。

多分さ、プレッシャーから解放されたんだろうね…。

全部終わって解放されるんじゃなくて、歌の途中、僕たちが5人になったことで解放された気持ちになったんだよね…。

正直、すごく嬉しかった。

それだけ、相葉ちゃんが僕たちのことを大事にしてくれてるんだってわかって嬉しかったんだ。

からかうような顔して笑ってたニノだって、少しして気がついた翔ちゃんも松潤もちょっと泣きそうだったの、気がついてたよ…。

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