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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第20章 Sweeter than SWEETS




ハイタッチをして相葉ちゃんと別れ楽屋に戻るとすぐにスタッフさんから声がかかった。

確かに時計を見ればもうスタンバイの時間。

ホールへの入場の一番後ろに四人で並んだ。


「はじまっちゃいますね」


ニノがちらりと廊下においてあるモニターを見ながらつぶやいた。

翔くんと松潤はすぐ前にいる五木さんに挨拶してる。

僕はそれを見ながらニノに小さく頷く。

相葉ちゃん、頑張れ!
もう、それ以外何も浮かばなかった。

一列でステージへの階段を降りながらモニターに映る相葉ちゃんの顔を見る。

いつもよりだいぶ硬いけどそれでも笑顔で白組の出場歌手に会釈しながら司会として出迎えてる姿は本当にカッコよくて…。

僕たちが近づいた途端にほんの一瞬、安心した顔になった相葉ちゃんに僕たちも笑いかける。

絶対に大丈夫!
僕たちは相葉ちゃんを信じてるから…。


それでも局側のサプライズ演出や予定外の行動に振り回された相葉ちゃん。

楽屋でモニターを見ながらそれぞれがソロで出るたびにカメラに抜かれないところで言葉を、温もりを、気持ちを伝えてた四時間になった。

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