第6章 甘い夢
櫻井side
「智くん?かなり息、あがってるよ?
そんなに感じちゃった?」
智くんの羞恥心をわざと煽るように言う。
O:「しょう…ちゃん……
はぁ…いじわる…しないで…」
「イジワルじゃないよ、
かわいいなぁって思って」
言いながら不規則に胸の飾りを刺激する。
目線を智くんの下半身に移す。
存在を主張し始めてるそこを
敢えて無視する。
不規則な刺激にもどかしそうな表情の
智くんが堪らなく愛おしい。
胸への愛撫だけで腰が動き始めてる。
「智?どうしたの?
…腰が動いてるよ…?」
O:「んんっ……しょうちゃん……」
甘い声をあげ恥ずかしそうに
体を紅くする智くん。
半端ない色気を撒き散らす。
そのまま俺の口に唇を推し当て
体勢を変える。
上下が逆転して智くんが俺の上に乗る。
いつものふにゃっとした笑みではなく
濡れて官能的な笑み…。
智くんのもうひとつの顔が見える。
この人は時々壮絶に色気のある顔をする。
その笑みに抗える人は
果たしているんだろうか?
俺の顔をみつめる甘やかな瞳。
そして長く綺麗な指が
俺のシャツの釦に掛かる。
ひとつ、またひとつ…
外していく指の動きをじっと見ていた。