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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第20章 Sweeter than SWEETS




しばらくしてスタッフさんに呼ばれて…。

場所の関係で相葉ちゃんの肩口から顔を出した僕。

相葉ちゃんが振られた質問に答えただけでタイムアップ。

なんかよくわかんないままになんとかエンディングを終えた。

楽屋でバタバタと衣装から私服に着替えて先輩たちに挨拶をしてみんなで移動車に乗り込んだ。

マネもいるし生放送で疲れたのもあってみんな無口で…。

でも…嫌な沈黙じゃないからそのまま僕も外を見てた。

窓に反射して隣に座る相葉ちゃんの様子が見える。

目を瞑って俯く姿からも見て取れる疲労。

疲れてるよね…。
疲れてくると心も疲れちゃっていつもならなんでもないことだって辛くなっちゃうよね…。

次のドームまであと2日ある。

もう何公演もやってるし修正もほとんど無いけど場当たりを含めたリハはある。

さて…ほんとどうしたらいいかな…。

怖いと思う気持ちをそうじゃなくするってどうしたらいいんだろう…。

グループ内でも初めてのことだもんね…。

流れは知っててもそれを全部一人でやるのは物理的な量はもちろんだけど…心理的に背負うものはとんでもなく重いよね…。


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