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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第20章 Sweeter than SWEETS




みんなでやった時はもちろんみんなで台本を覚えてそれぞれの箇所に責任を持ったけど…。

それでも万が一のときは誰かがフォローできる状態だった。

それはものすごい安心感だった。

僕たちはいつも当たり前に助け合ってきた。
だってそうしないと立ってられないから…。

でも…それが故に一人で立つことになったときのプレッシャーはとても大きい。

【嵐】を代表してその場に立つと思ってるから…。

翔くんはそれでも場数を踏んでる。
でも相葉ちゃんは…。

バラエティーも最近始めたMCも頑張ってるけど…それとは規模が違う。

目の前に何千という観客がいて、その先には何百万人、いや、何千万という視聴者がいる…。

しかも紅白は海外にも配信されてる…。

つまり世界中の人々が見てるんだもん…。

目の前の観客の数だけならコンサートのときのほうがよっぽど多いけど…コンサートとは全然違う…。

だってコンサートは僕たちを見たくて来てくれる人たちしかいないけど…紅白の観客は僕たちだけを見に来ている訳じゃない…。

他の出演者を見たくて来てる人たちが殆どで、中には僕たちのことを嫌ってる人達だって…いるんだ…。


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