第1章 恋人
冥とあたしの出会いは高校の時。
クラスが一緒で、文化祭の係がきっかけで・・・という、言ってて恥ずかしくなるような純愛ロマンス。
ファンの子からの嫉妬に○○が晒されるのが恐ろしいという理由で、周りにはひた隠しにして付き合って来た。
そのせいで冥の周りには女の子がいっぱいだったけど、それなりに納得してたし、今ではもう慣れた。
高校卒業後、冥はプロ野球へ、あたしは短大へ。
それなりにすれ違いや喧嘩もあったけど、なんだかんだ今までやってこれた。
そしてあたしが二十歳で社会人になったのもあって、成人式の後に双方の家にご挨拶へ。