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可愛いポケモンに囲まれて

第7章 ハギ老人とムロタウン


「………最悪」

「………ほんとそれ………うっぷ」

私とルビーは船の上でげんなりしていた。しかし、どちらも別の理由で。

「海はクソ親父がいるから嫌だってあれほど言ったのに……。クソ親父とバッタリ遭遇したらって考えると気分最悪だわ。……どうやって逃げよ」

「船って初めて乗ったけど、気持ち悪い」

「「乗らなきゃよかった」」

ついつい声が合わさるくらいに二人とも気が滅入っているわけでして………。

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