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えそら狩人【H×H】番外編

第8章 学パロシリーズ / ストーカーにご注意




キーンコーンカーンコーン…



あれからあっという間に放課後。

あーぁ、ストーカーについて考えてたら時間なんてあっというまに過ぎちゃったよ。

そしてクラスの皆がわらわらと帰っていくなか、またあの視線を感じた。


「……またいる」


教室の中をそっとうかがうような視線。

私の様子を見て、シャルとクラピカもその視線に気づいたようだ。

すると私を見ていた影はクラピカ達に驚いたのか、またササッと逃げた。

あーもぅ、また気分ダダ下がりだよ。

ねークラピカ…と声をかけようとしたら、


「逃がすかっ!!」


クラピカは目にも止まらぬ速さで廊下を駆け出していた。

ええええええ速ァっ!!!


「もついておいで!」

「ええええシャルも速いっ!!!」


作戦決行!と走っていくクラピカとシャルの背中はもうあんなに遠くに…

何なのあの二人は!?

陸上でもやってたの!!?


「ちょ、ちょっと待ってよマジで!!」


慌てて私も駆け出した。



















ゼーハーゼーハー…


「ど、どこに消えたのあの二人は……」


私は少ない体力を振り絞って体育館の裏まで走ってきた。

体育館の入り口辺りまではなんとか2人が見えてたんだけど……見失っちゃったよ。


「く、くっそぉ…どこだコラァァ!」



ガサッ!



「!!」



ガサッ!ガサガサ…



「え!何!?……誰かいるの!?」


後ろの茂みからめっちゃ音するんだけど!!

すると、その茂みの中から声がした。


「やっと…やっと二人きりになれた……」

「は…!?」


ま、まさか今そこにいるのってストーカー!?

ややややばい!!

そう思ったときにはすでに遅し。


ガササッ!とストーカーは私の前に飛び出してきた。

ぎゃぁあ腕掴まれたァァ!!


「ぎゃぁぁあ「オレと付き合ってください!!」……え?」
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