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8←1→8【KJ∞】

第8章 びしょぬれライヴ【8EST】



「てかさ!わたしめっちゃ水かけられてんけど!」

横「話の切り替え方雑やなぁ!」

村「誰にかけられてんねん」

「亮ちゃんとたっちょん!」

渋「あ~w」




名前を呼ばれ、無邪気な子供のような笑顔を見せる錦戸と大倉。




「こう、ばっちゃばっちゃ地面蹴り上げるような歩き方してかけてくんの!!まじ悪ガキやねんけど!!」

錦「かけられるようなとこおるからやん」

大「そーそー!俺の前におるからぁ~」


その言葉を受けて、顔のパーツを中央に寄せるような形相を村上に向かって見せる霄。


村「めっちゃ『あいつら怒って!』みたいな顔で見んのやめろwww」







「今日の最後には滑り方うまなってんのかねぇ?w」という村上のつぶやきでMCは幕を閉じた。














*******


アンコールで思い思いにステージを滑り転げまわるメンバー。




後ろでばしゃぁ!!と良い笑顔で亮ちゃんが滑り転んできてた。


マイクを通さず「すごっ!」と言うと、良い笑顔のまま素早く起き上がった亮ちゃんがそのままわたしの方に寄って来た。



何かと思った瞬間、バッとTシャツが捲りあげられ、その捲ったTシャツで亮ちゃんが顔を拭いた。



「はぁ?!」

錦「なんや!お前も濡れてるやんか!」

「人の服で拭いといて文句言うなよ!」


なんなんだ!




亮ちゃんとわかれると、今度はよこちょが滑ってた。

あの人めっちゃはしゃいでるやん!珍しいはしゃぎ方してるやん!

バチッと目が合うと悪戯な顔して近づいてきた。




「お前もかー!」


またもやTシャツを捲られてタオル代わりにされた。




横「あれ?滑った?」

「滑ってなくてもこの雨やったら濡れるっちゅーねんw」







大きなトロッコに乗ろうと勢いつけて一歩を踏みだすと滑った。
やばい、こける、と後ろに寄っていく重心に焦っていると、力強い腕に支えられた。




村「危ないのお!」

「わ、ありがと〜」

村「おら、乗れほら」




ヒナちゃんに支えられながらトロッコに乗った。
階段も微妙に濡れてるけど、スタッフさんが拭いてくれたようで水分は少なめ。
支えてくれてるのはヒナちゃんだけやなくて、スタッフさんもやねって心が温まる。






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