第6章 免許2
村「何話してたん」
「んー?免許のこととか」
村「ほ~ん」
ヒナちゃんと話しながら行くとすぐに楽屋についた。
ドアを開ける前から中からすごい笑い声が聞こえてくる。
──うん、今日もウチのグループは楽しそうです。
「外まで聞こえて────…何してんの」
ドアを開けると、すばやんを囲むようにしてみんなが笑っていた。
その中心のすばやんの下半身がおかしなことになっている。
「なんであなたがスカートを」
渋「ほんまは安が履く予定やってん」
大「けど安やと背丈はええねんけどウエストが合わんわー!壊れるー!ってなって」
安「ほんで、渋やんが」
「そういうこと聞いてんのとちゃうわwww」
確かに背丈は章ちゃんよりすばやんのほうが高いけど(微々たるものだけど)、ウエストはすばやんより章ちゃんの方があるもんね。すばやんはほんまに細いから。
渋「似合うてるやろ」
「似合うてへんわ。わたしのほうが似合うわ」
返せー!とすばやんが履くスカートを掴む。
錦「わー、ハレンチやー」
横「どっくん、全然それ思うてへんやんww棒読みすぎwww」
村「ほんまお前ら何してんねんww」
渋「なんやねん!お前がはよ戻ってこーへんから俺が1人2役したろー思って」
「思わんでええわ!www」
丸「ほんまに何してたん、霄」
「剛くんと健ちゃんに会うてん!ほんで話してたらこれやで」
丸「あ、そか!V6さんも今日Mステやんな!挨拶してこなやろ!行ってこ!」
横「ほんなら皆で行こか」
「待って待って!わたしも着替えるから!」
村「すばるのズボン余ってるからこっち履きや」
渋「待てや。なして俺このままで行く体やねん」
「ええやん。もうそれで。すばやんまで着替えてたら時間遅なるわ」
渋「なんでや!スカート脱ぐだけやんけ!」
「脱ぐだけって何?!ズボン履いてよ!」
渋「ちゃうわ!ちゃうくないけど!言葉のアレや!」
大「言葉の綾のこと?」
渋「それ!!」
わちゃわちゃしながら、結局すばやんもちゃんとスボンに履き替えて、挨拶に行った。
もちろん、剛くんと健ちゃんには「さっきぶり」と言われ、イノッチッチに「霄、井ノ原くんの呼び方の由来忘れたって」と告げ口されイノッチッチにめちゃんこ絡まれた。