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8←1→8【KJ∞】

第6章 免許2


「あ、てかヘタクソって何?」

森「わかんねーかな」

「わからへん」

森「運転ヘタクソって意味」

「……っちょおーーーーーい!確かに下手くそだけどさあ!まだ取ってる途中だしー!けど剛くんはほんまに下手くそやんか!」

森「はあ?俺、先輩なんすけど」

「こういうとこで先輩だすのずるくないですかー」



いー!と二人でしあっていると、「何してんのー?」と独特な可愛い声が聞こえた。

「健ちゃん!」

三「なんかあっちの方まで聞こえてたんだけど~」



言いながら、ぎゅう、と後ろから抱きしめてくる健ちゃん。さすがジャニーズ1のスキンシップマン。




森「おいおい俺の下僕にくっつくなよ」

「誰がやねん」

三「あー!いっけないんだ〜女の子に下僕とかぁ」

「そーだそーだーイノッチッチに言いつけるぞ~」

森「それはずりぃだろ!」

「言える立場かっ!w」

森「てかなんで霄って井ノ原くんのことイノッチッチって呼ぶわけ?なんでイノッチじゃねーの?」




剛くんがわたしにひっつく健ちゃんを剥がしながら聞いてくる。その間に剥がされた健ちゃんは無言で今度は剛くんにひっついていた。

…ほんまに誰かにくっついとかな生きれんのとちゃうか、この人は…。




「なんでやろ……なんかあったんやと思うんやけど思い出せへん」

三「井ノ原くんのこと忘れないであげて」

「忘れたわけでは……多分『一緒は嫌!少し違う呼び方したい!』とかやないですかねぇ?」




そんな感じやったと思う。





村「霄ーーー!!!」

森「うるせっ」



廊下の先の方から大声で呼ばれた。
廊下が故に声がこだまするように響く。



「ヒナちゃん…」

三「村上ぃ、うるさいんだけど」

村「あ、ど〜も~!」

森「ど〜も〜、じゃねぇよ」

「ヒナちゃんヒナちゃん、しぃー!」

村「しぃー、やあらへんがな!お前だけやで、衣装通してへんの!」

「あっ!」




そういえばわたし衣装着とこうと思って廊下歩いてたんだった!




森「スカート?」

「うん」

森「楽しみにしててやるよ」

「じゃあ見なくて結構です〜」



ひゃひゃひゃっ、と笑う剛くんと、んはははっ、と笑う健ちゃんと別れ、ヒナちゃんと楽屋に向かう。










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