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8←1→8【KJ∞】

第6章 免許2


収録が終わり、メンバーに受かったことを報告する。



ブログに書きたいけど、実は仮免の時に番組放送前なのに公開しちゃってちょーーーーっと怒られた。すぐに事務所側が気づいて、慌てて非公開にして、『フライングしちゃった!』と書き直したけど。



なので今回は本当に手動レベルで先輩達にもメールをする。






渋「霄、霄、行くで」

「あ、はーい!」






お祝いってことですばやんと亮ちゃんが奢ってくれるらしい。…わたし奢ってもらってばっかな気もするけど。




「ケーキバイキングがいいな~」

錦「はあ?飯食えや」

渋「俺らお前ほど甘いもん食わんねん」

「…ですよね〜…」









*******


「おい!ヘタクソ!」


テレビ局の廊下を歩いていると後ろから言われた。


自分に繋がる言葉かどうかは関係なく、大抵の人は後ろから誰かを呼ぶような声がすると後ろを振り返ってしまうと思う。


実際、今わたしがそうだったように。



「?」

「お前、ヘタクソって言われて振り返ってんじゃねぇよ」


そう言って「ひゃひゃひゃ」と笑うのは森田剛くん。



「剛くん!お久しぶりです!」


わたしが振り返って止まる間にわたしに追いついていた剛くんが頭を乱暴に撫でた。



森「久しぶり。全然会わねーじゃん?何してんの?」

「え?仕事してます」

森「そういうことじゃねー!ひゃひゃひゃっ」



この独特な笑い方がとても好きだよ!!くしゃって笑ってくれるし!


「あっ!でもあれでしょ?今日Mステでしょ?!」

森「そうそう。だから会うかなーって思って」

「へへ~兄さん、勉強さしてもらいますぅ〜」


さすさすとごまをするような手の仕草をしながらヘコヘコすると剛くんは笑う。


森「やめろwww」

「ほんと好きですねえ、このネタw」


ジュニアの時にV6のバックで踊る際、挨拶にみんなで行った時にこれを初めて言った時、みんなに笑われて、その時一番剛くんが笑ってて。
その次の機会の時も言うと、みんなは「ああ、あの子ね」って感じだったんだけど、剛くんはまたしても笑っていた。
だからそれ以来、会ったら必ず言うようにしてる。
言わないと「どうした?何かあった?」って心配されるw





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