第6章 免許2
丸「あー!!!!待ってー!!!!」
その後ろから丸ちゃんが大声を出してバタバタと追いかけてくる。
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横「毎回誰かしらああやってついて行けたらええねんけど。」
村「せやんな〜」
錦「大体収録も誰かしらおるから大丈夫やと思うんけど…」
大「なるべく1人にせんようにせなな」
安「こういうときはまだピンでの仕事なくて良かったわぁて思うわ」
錦「あ、でもドラマは…」
安「あっ、そっか…霄も結構ドラマのオファーあるからなぁ…」
村「それぞれの仕事のスケジュール、連絡しあおうや。マネージャーだけに任せてても俺らが把握出来てへんやったら意味無いわ。」
そう言って、「うん」と互いに頷き合い、蒼生を守る決意を固めるメンバーであった____
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「ほんまに待っててくれたんや~」
渋「当たり前やろ」
丸「逆になんで帰ってるかもっていう可能性を考えてたんw」
ようやく授業が終わり、蒼生がカフェスペースに行くと渋谷と丸山が向かい合って座っていた。
「ほんまありがとう」
渋「ん。」
丸「ほんなら帰ろっか~?車やなくてごめんやで?」
丸山の言葉で渋谷も席を立つ。
渋「丸の運転やったらそれはそれで無事には帰られへんのとちゃう」
「確かに」
丸「それもうそやなぁ」
「あはは~」と笑う丸山に渋谷と蒼生は「否定せんのかい」と突っ込んだ。
「でもこうやってゆっくり帰るのもいいね」
駅に向かいながら蒼生が口を開く。
丸「せやんなぁ」
「でも帰ったら1人ってのが寂しいんだよねぇ」
もちろん、上京するにあたって、蒼生も一人暮らしをするようになった。
最初はメンバーや他のジャニーズたちにも反対されたのだが、どうしてもと聞かなかった。
渋「ん?それはつまり家に来おへんかって誘ってるん?それとも家に行きたいって言うてるん??」
「んんんん…そうじゃないけど…そうかもしんない?」
丸「どっちやね~ん」
「だってー…寂しいんはほんまやもん」
ちぇ、ちぇ、とわざとらしく口で言う蒼生は地面を蹴るようにして歩く。