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8←1→8【KJ∞】

第3章 免許









実技に合格すれば、その次は筆記の試験。






丸「あっ!」

「あった!」



全員で蒼生の合格を確認し、3人で手を叩いて喜んだ。




横「あとは筆記だけやな!!!」


丸「霄ちんの得意分野やで!」


「おん!!ほんなら頑張ってくるわ!!」




グッ、と気合を入れ、蒼生は筆記の試験場へと駆けていった。












*******





(大丈夫大丈夫…。バナナ突っ込まれてでも問題たくさん解いたもん。)






また一人になって寂しさはあるけど、とりあえず心配してた実技が終わったから一安心。
安心してばかりじゃいられないけど。




筆記はマークシートで、○か×かの二択だから大丈夫。
わからないとこは勘だ!




(満点とってやる!)









*******






村「霄は?!」


横「ヒナ!なして来てん!」


村「そらァ気になったからや!収録もはよ終わってん。」






蒼生が試験に行った数分後に村上も息を切らしながらやってきた。




丸「今筆記の試験受けてんで!」

村「お!筆記か!!ならもう合格やな!」


タオルを頭に巻き、お得意のとび職のお兄さんスタイルになる村上。



丸(鬼教官スタイルやん)


…ぶるりと密かに怯える丸山に誰も気づきはしない…。










*******







(おわ、ったー…)




何箇所か悩んだところはあったけど、マークの付け間違えもなかったと思う。
満点は難しくても不合格って事はないんじゃないかと思う。
……思う。
けど、やっぱし実際に合否を見ないと安心できない。




ひとまずまた、合否が出るまで時間がかかるから、みんなが待ってるであろうロビーに向かった。






「?!???!!!!」



な、なんか!
鬼教官いる!
鬼教官スタイルのヒナちゃんいる!!!





「なんでおんの!!!?」




村「収録はよ終わったから来てやったんや!喜べ!」



ガシガシ!と頭をグシャグシャにされる。



「いだだだだだっ」



ほんっとこの人は乱暴やねんから!


そう思いつつもやっぱし嬉しくてにやけてしまう。









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