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8←1→8【KJ∞】

第3章 免許







収録日……




横「今日は待ちに待った仮免の試験の日ですけども」

丸「どんな気持ち?」



今日の収録のメンバーは、横山と丸山、そして受ける本人である霄。



「そらもーーどっきどき!!」


そう言って、胸を押さえ深呼吸をする。
丸山はそんな霄の背中とお腹に手を当て、「ほな丸ちゃんと一緒に深呼吸しよな。せーの、ひっひっふー、ひっひっふー」と言っている。
霄も余程緊張しているのか、いつもなら突っ込むところでも「う、うん。ひっひっふー、ひっひっふー…」と合わせてしまっている。



横「…それ深呼吸ちゃうぞ」

「はっ!」

丸「はっ!」

横「もー…肩の力少しは抜いとかんと、いらん失敗するやろ?」

「うーーー」


項垂れる霄のほっぺを両手で柔らかくつまむ横山。


横「大丈夫やって。模擬の問題も満点やってんから。普段通り落ち着いてやったらええ。技能の時もちゃんと目線動かすんやで?焦らんでやったら大丈夫や」



「うん…」


ぐにぐにと上下左右に動かしながら霄に言い聞かせる。



横「まっ、駄目やってもそれでおしまいやないからな!取るまでやからな、この企画。霄が落ちれば落ちるほどこの企画が長続きすんねん。」



そう言って手を離すと、にっかりと笑う横山。



「え、何それ、逆につらいやん、長引いたら」

横「ほんなら受かったらええやん」

「!?!?!」

丸「さも当たり前かのように言われて霄、固まってもうたw」






そして試験の時間に近付いた。

先に技能の試験がある。
その前に1度、説明等で集まらなくてはいけない。



「ほんなら…行ってきます!」

ビシイッ!と敬礼する霄。


横「行っといで」
丸「ああああ゛いっ!!!!」

霄の敬礼を受け、2人も揃って敬礼で返した。
















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