第3章 免許
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村「村上信五です!」
渋「渋谷すばるです!」
「蒼生霄でーす!!」
村「と、いうことでですよ。」
渋「何がですか」
村「www分かってるでしょ、あなたwww」
渋「分かってないよ!そんな、霄が免許取るために自動車学校に来ただなんて!」
「言ってる言ってるw」
ハァッ!という顔をしてあわあわするフリをする渋谷。
村「まぁ、渋谷さんが言いましたけどもw蒼生さん、どうですか」
「ど、どうですか?!どうもしないですよ!」
村「なんで。今どう思ってるかですよ。免許取ることに関して。」
渋「どうなん。緊張とか」
「うーーーん……」
腕を組み、悩む霄。
「とりあえず今眩しいですね。」
「「おいwww」」
眩しそうに手を翳し、眉を顰める。
渋「確かに眩しいな」
村「ええ天気やな」
「でしょ?」
いいから早く紹介に行けというカンペが出された。
村「ああ、急かされてもうた。ほな、霄の指導員の方を紹介しましょ」
渋「あちらの方ですね」
村「指導員の高瀬さんです〜!」
「よろしくお願いしますっ」
『お願いしますー』
渋「あれ」
村「ん?」
渋「高瀬さん、指導員歴何年ですか」
『え~…20年くらいですかね』
「おお…すごい」
高瀬さん、なかなかのベテランさんのようです。
村「それでですね、密着なんですけども、僕らの身を守るためにですね」
渋「はいはい?」
村「同乗は、しません」
「えっ、そうなの?」
渋「じゃあ俺らどうすんねん。帰る?」
「何しに来たの感すごいよ??」
村「帰らへんよ。僕達は別室で見てます」
渋「と、いうことは??」
村「カメラを車内にも設置します。ほんでもって外からも撮ります」
「ひぇ〜〜豪華〜!!」
村「確かに豪華やねんけどwww蒼生さん、分かってます?w」
「うん?なにが?」
渋「アホの子や」
村「あなた、撮られてるんですよ」
「え?」
村「教習中、ずっと撮られてるんですよ。先生に注意されてるとこも、集中しすぎてアホっ面になってるとこも」
村上にゆっくりじっくり説明される霄。