• テキストサイズ

8←1→8【KJ∞】

第3章 免許


「あああああああっ!なるほど!!!」


一瞬の間を挟み、大声を上げ現状を把握したらしい霄。


渋「うるさいよ〜高瀬さんの耳がキーンなるでしょが」

「えっ!や、ごめんなさい!」



渋谷に言われ、まごつく霄。
高瀬さんは優しそうににこにことする。



村「ではね、早速始めて頂くんでどうぞあちらの方に」


と、教習車を指さす。













*******






渋「あれでしょ、学科ももうちょっとずつ受けてんねやろ?」


村「そうですね~」




*******




『じゃあまず席調節してください』

「はーい」



*******




渋「あ〜結構前なるなぁ」

村「ほんまやな」

渋「もうこんなやん」



ハンドルにベタァとくっつくポーズをする渋谷。

村「そこまでやないわwww」







*******



「アクセルどんぐらい踏んだらええんですか?」

『1センチくらい。かるーく』



ゆっくりとスピードが出る。




「ふぉおおお」


*******







村「ちなみにAT限定なんで」

渋「へぇ~」

村「やからあれですよ。クリープ現象」

渋「何やそれ」

村「アクセル踏んでなくてもゆっくり車が前に進むってやつですね」

渋「怪奇現象?」

村「ちゃうわwww」




*******



『今日は外周だけやりましょうね。身体が道の真ん中に来るように…』

「えっ!むっちゃ左寄りになりません?!」

『それくらいでいいんです』






道路のどこを通るのか、
そういった感覚をつけていく。




*******







安「霄~教習所、どない?」

「面白い!!」

安「ほんま?良かったやん。怖いとかなかったん?」

「怖くはあらへんのやけど…難しい」

安「そっか~」

錦「あっ!章ちゃん!あんまし霄と喋ってると犠牲者にされるで!!」




安田と霄が喋ってると、ダンス練していた錦戸が近づいてきた。


「なんなん!言葉悪いわ、亮ちゃん!」


霄がぶすーっとふくれっ面になる。

安「犠牲者ってあれ?最初に車乗せるひとのこと?」

錦「おん」

「みんなして犠牲者って言う~」













/ 79ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp