第3章 正夢リヴァイバル
自宅療養も十分に感じたその頃
私は学校に憂鬱な気分で登校していた
「……雨……か」
傘を差しながら、空を見上げる
しばらく止みそうにないな……これ
それに……あの日のコンディションと似てる
瞼を嫌そうに細めて、校舎の方面へ急いだ
ガラ……
「……おはよう」
「おっはよう!!雪乃!」
「茅野ちゃん、今日はダイブなし!」
「え!?」
ピタッ!と手を広げたまま停止する
今日は気分が悪いからな
精神的なもので
茅野ちゃんには悪いけれどこればっかりはしかたない
今夜はきっと悪夢を見るのだろう
ちょっと、あの人とも仲良くしすぎたせいかもね
これは私への罰なんだな……
悪いこと、してるもん。私欲のために、人を嫌ってるようなものだもの
最初の頃の嫌いとは違う……違いすぎる
甘んじて受けよう。それくらいの罰ならば