第3章 正夢リヴァイバル
佳奈さんは私の母親の名前だ
子供の仲はまちまちだが、カルマはうちの母親の料理が好きなので好いてたりする
「今ご飯作ってる。体温計取りに来るからそろそろ来るんじゃない?」
そう答えると、タイミングが神レベルの我が母親様が部屋に入ってくる
「呼んだ?呼んじゃった?お母さんタイミング絶妙だった?」
「……完璧だったかもよ。あとなんかそれうざいから」
「うざく言ったんだから当たり前よ」
うわ……性格悪
「お母さん来たけど」
『代わって。佳奈さんに話があるから』
「なに話すの?」
『ただのお礼だよ。サンドイッチの』
「あー……うん、わかった」
耳からスマホを離し、母親に渡す
「誰?」
「赤羽 業。お母さんに話したいことがあるんだって」
「やだ告白!?お母さんにはお父さんがいるのよ!?」
「うん、黙ろうか。変なボケかまさなくていいから」
「ええ、私もこのテンション疲れたわ」
ならなぜやった
少しの間、カルマとお母さんは話をしたようだ
あまり興味がなかったから聞き耳は立てなかった
だから、この会話はお母さんとカルマしかしらない