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【暗殺教室】君が好きになるまで

第10章 未来的アナザーエンド



久しぶり、殺せんせー

三年、やっと経ったよ

先生には生徒の成長はあっという間、って聞くけど

本当にそうだったかな

三年間私はここに来れなかったけど

先生には、私の成長は見えてた?


私は、変われた?


……全部、先生のお陰です

殺せんせーの言葉がなかったら、私

一番大切な人すら、失ってたかもしれない


ありがとう

ありがとう


私たち、E組を育ててくれて

愛してくれて




「ありがとう、殺せんせー」




ここには答えを伝えに来たの

カルマが、待っていてくれるか

先生はわからないっていってたけれど


カルマは、待っていてくれたよ


忘れなかったよ


縁は……薄れなかったどころか

強くなった気がする



「雪乃、そろそろ……」

「……うん…………もういいよ」

「随分長い話してたね。何話してたの?」

「内緒。私と殺せんせーの秘密」


立ち上がり、口元に指を添えて笑う

そうすると

不満そうな顔も負けましたと降参の色を写していた


これは秘密

私がまだ貴方を信じきれていなかったときの話だから

貴方の、ずっと味方だと

ずっと信じてると


自覚する前の、話だから


こんなの言えない

恥ずかしくて


「……大好きな殺せんせー。ただいま、それから……行ってきます」


胸に手を当て

瞳を閉じる


「……すぅ…………」


殺せんせー

貴方に、安らかな眠りと



「ーーーーー♪」



幸せが、約束されますように

ご冥福、お祈り申し上げます

貴方にこの歌が届くことを、ただ



信じて
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